株式会社タダノ製 電動大型クレーン車 EVOLT eGR-250N
CHAdeMO協議会では、電気自動車(EV)の種類が増えて各種急速充電器との間で細かな問題が発生してきたことから、EV・PHEVの充電不具合を未然に防ぎ、ユーザーが迷惑をこうむらない環境を構築することを目的に、従来からの充電器認証制度に加えて新たにテストセンターを設置しました。
テストセンターでは、EV・PHEVの市場投入前に、実際の車両と充電器を使って、問題なく充電できることを確認する相互互換性試験が行えます。
今年3月のセンター稼働以来、既に、乗用車、トラック、バス等多くの利用がありましたが、この度建設機械による初めての接続試験が実施され、センターに設置された各種充電器との間で問題なく充電されることが確認されました。
今回試験を行ったのは株式会社タダノ製電動大型クレーン車EVOLT eGR-250Nです。EVOLT eGR-250Nはバッテリー電力のみで約11時間のクレーン作業ができる上、充電しながらの連続作業(プラグイン作業)も可能で、国土交通省による超低騒音型建設機械指定も受けています。
CHAdeMOの急速充電技術は一般乗用車にとどまらず、各種業界で活躍する建設機械などの電動化にも利用されています。今後も各種車両メーカーや業界関係者の皆様と協力して、モビリティトータルでの電動化品質の向上に取り組んでいきます。