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ニュース

2023-08-21

EVS36レポート

イベント&展示会 | 標準化・プロトコル

6月13日、米国カリフォルニア州サクラメントで開催されたEVS36で、CHAdeMOの姉川尚史会長は世界のeモビリティコミュニティに対し、CHAdeMOが急速充電技術の開発にどのように多大な貢献をしてきたかについて講演しました。

姉川会長のプレゼンテーション

姉川会長のプレゼンテーション:動画

自身も熱心なEVユーザーであり、急速充電器を1,000回以上使用した経験から姉川氏は講演を始めました。「バッテリーを充電できなかったのは 2 回だけで、そのうちの 1 回は停電が原因でした」と笑顔で言いました。

「CHAdeMO プロトコルは非独占、オープンなソリューションです。」と姉川氏は強調し、こう付け加えました「開発試験運用をしていた時期も含め、過去 16 年間、死亡事故は報告されていません。CHAdeMO の最大の特徴は安全性です。EV の充電時に高電圧電気に関連する不要なリスクをユーザーが回避するように設計されているだけでなく、CHAdeMO が確立した世界的な認証システムによってその安全性と相互運用性も保証されています。」

「CHAdeMOの進化は止まりません」、姉川氏は続け、「CHAdeMOプロトコルは会員からの要求や市場からのフィードバックに基づいて継続的に見直され、更新されています」と説明しました。同氏は、2011年の東日本大震災直後に開発された双方向充電(V2X)機能により、EVのバッテリーをバックアップ電源として活用し、一刻を争う被災者支援を可能にした例を挙げました。

さらに、「現在、CHAdeMOプロトコルファミリーは乗用車だけでなく、自転車、二輪車、三輪車、大型車両もサポートしています」と説明しました。「CHAdeMO は、中国国家電網(CEC)と共同でChaoJiを立ち上げましたが、これは、国際的に調和された、トラックおよびバス用の超高出力充電規格を開発することを目的としています。」と述べました。

最後に姉川氏は「イノベーションを推進するにはコラボレーションは重要だが競争も必要です」と述べ、次のように締めくくりました。

「私たちもあなたと同じようにEVを愛しています。CHAdeMOは決して滅びません。」

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