4月23日から26日まで、「第37回国際電気自動車シンポジウム・展示会(EVS37)」が韓国ソウル特別市で開かれました。今回のテーマは”Electric Waves to Future Mobility”でした。CHAdeMO協議会では、26日のTechnical Session 5の中のひとつ、5H ”CHAdeMO: DC fast charging system” と題したセッションにて4つの発表を行いました。
発表は以下のとおりです。
- Seeking versatility in e-mobility with CHAdeMO
- Thermal sensing test method for ChaoJi coupler
- CHAdeMO 3.1 / ChaoJi-2 demonstrative facility structed in Hitachi/Omika Works, Japan
- Reliability analysis of e-mobility power's electric vehicle charging network
日立製作所から宮田博昭氏(3.)が、中国国家電網(CEC)からはNi Feng氏の共同研究者Zhu Xiaoqiang氏が(2.)、またCHAdeMOからは北米事務局のDavid Patterson氏(4.)と日本の箱守知己広報部長(1.)がそれぞれ発表を行いました。
CHAdeMOのこれまでの歴史、最優先される安全と互換性とそれを担保のためのシステム、次世代のChaoJiの加えて電動2- / 3- 輪車向けのCHAdeMOの展開などが報告されました。
ChaoJi充電カプラの温度計測テスト法に向けられた努力と継続中の努力について具体的なデータを基に報告がなされました。
日立製作所大甕事業所にて2023年秋に稼働を始めたChaoJi充電器の解説と、それを支える柔軟な電源モジュールについての報告が行われました。
世界に類を見ない充電器の高い健全率(98%以上)を保ち続けるe-Mobility Powerに対する調査結果が報告されました。
フロアからは、特に4. の発表に対して、「充電器の高い健全率を保つ具体的な取り組みについては、その秘訣は何なのか」や「複数種類の車両・充電器との間で互換性を保つ努力としては、どのようなことがおこなわれているか」などの質問が寄せられ、活発なやりとりが行われました。