一般社団法人チャデモ協議会（本社：東京都港区、会長及び代表理事　姉川尚史）は、日中で共同開発中の次世代超高出力充電規格（プロジェクトコード：ChaoJi/チャオジ）による日本初の充電デモを2020年２月6日（木）に株式会社ULジャパン鹿島EMC試験所（千葉県香取市）で実施致しました。当日は姉川会長のほか、日本、中国（台湾）、欧州企業が参加し、 チャデモ3.0通信プロトコルや新形状の液冷式充電コネクター（最大充電電流：600A*）による優れた挿抜性、及びアダプターを用いた現行チャデモ規格との下位互換性などが確認されました。

この次世代超高出力規格は2018年8月28日に中国北京において、チャデモ協議会が中国の中国電力企業聯合会と共同開発着手に合意して以来、2019年度内の規格制定を目指して開発を進めてきたもので、述べ11回に亘り継続的に行われてきた日中双方のエキスパート間の技術検討会により、コネクターの機械的強度と挿抜性の向上、アダプター形状や通信プロトコルの最適化、安全仕様の大幅な向上等が図られたものです。中国においては既に新規格に基づいて試作された475kW/500A級超高出力充電器の市場へのトライアル設置と運用が始まっており、国内でも次年度中のトライアル設置と運用開始をチャデモ大出力SWGにて検討中です。

チャデモ協議会はこの共同開発を通じて、更に短時間で安全に充電出来る超急速充電技術が確立される事に加え、日本と中国で現在流通している各々の現行急速充電規格との互換性確保により、日中両国内を起点に世界各地での充電インフラの更なる普及に貢献する事を目指しています。

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