2024年4月22日、OCAとCHAdeMOによるOCPPをテーマとしたインダストリアル・ワークショップが開かれました。
今年はEVS37がお隣り韓国で開かれることもあり、OCAの中心であるElaadNLのLonneke Driessen氏とBaerte de Brey氏も韓国に来ることになっていました。そこで来日を打診したところ、お二人から快諾が得られ、日本でのワークショップが開催できることとなりました。
ワークショップはハイブリッド形式で行われ、24名の対面参加者が東京新橋のCHAdeMO協議会事務所に集まったほか、オンラインで75名の参加者が集まり、活発な議論が行われ、多くの学びがもたらされました。
発表は以下のとおりです。
- Status and prospects of the OCPP (OCPPの現状と展望)- Lonneke Driessenさん・Baerte de Breyさん(OCA)
- Current status of OCPP in eMP and requests to OCPP (OCPP対応の現状とOCPPへの要望)- 立石浩一さん(e-Mobility Power IT部長)
OCAからは、OCPPのダウンロード数は日本からのものがかなりの数を占め、最近ではさらに伸びてきている実態が報告され、OCPPへの日本企業の関心の高さが浮き彫りになりました。
これに対してフロアからは、
- OCAの認証機関が日本には無い。いっぽう韓国には2つあるので、日本にも設置してほしい
- OCPPの仕様書を日本語版で作ってほしい
- OCAのサイトのFAQ設置を評価すると同時に、せっかくなので日本語版も載せてほしい
- OCAではchatbotによるQAの自動化を進めているが、それに対しても日本語化してほしい
といった要望が出されました。